「表面強度の増加」「転造時間の短縮」「コストカット」

*メリット*
全ての工作機械にセット可能 / 
切粉が出ない / 簡単な保守・操作 / パイプの転造も可能 / 延び率5%,抗張力1700N/㎜2以下のあらゆる材質に転造可能 / 切削とネジ転造工程が1チャッキングで出来る / バニッシュされたネジ側面(ネジ表面粗さ5μ以下)/ ネジ強度の増加 (表面硬度が1.5~2倍に増大) / 加工精度が高い

 


 

 

転造可能なネジの種類
 Vネジ、台形ネジ、丸ネジ、テーパーネジ、ノコネジ等のほとんどのネジが転造できます。

転造可能な材質
 普通鋼、特殊鋼、ステンレス鋼、しんちゅう、アルミ等、延び率5%、抗張力1,700N/㎟以下のあらゆる材質に転造できます。しかし、鋳鉄、ダイキャストは転造できません。

冷間鍛造による特性
 転造により加工されたネジ山形状内部の繊維状組織は、切削されたネジと異なり切断されていないので、材料疲労に対する抵抗が強い。

転造作用はネジの表面を硬化する効果があり、その硬化の程度は材料により異なりますが、元の表面硬度の1.5~2倍に達します。

ネジ表面粗さは5μ以下であり、バニッシュされた表面の耐腐食性・耐摩耗性は増大しています

転造ネジの繊維状組織

転造の紹介

    (LMT TOOLSより)

ねじ転造ヘッド

転造ヘッドによるネジ転造の様子

    (LMTUSAONLINEより)

転造ヘッドの種類
 転造ヘッドは大きく分けて3種類ございます。選択に際しては、加工例及び、加工原理を参考に、加工物の材質、ネジ寸法、使用工作機械に従って決めて下さい。

  

a) アキシャル転造ヘッド
  F型      固定式 シャンク型( 3個ローラー式 )

  K型    固定・回転両用式 シャンク型( 3個ローラー式 )

  EVO型  固定・回転両用式 シャンク型( 3個ローラー式 )

  ※EVO型は、F,K型と基本原理はそのままに総合的に改良された新世代モデルです。

  AC型  固定式 シャンク型( 2個ローラー式 )

  FU型  固定・回転両用式 フランジ型( 3,5,6個ローラー式 )
 

b) ラジアル転造ヘッド

  E型     固定・回転両用式 シャンク/フランジ型 ( 3個ローラー式 )


c) タンジェンシャル転造ヘッド

  T型   固定式 ホルダー型( 2個ローラー式 )

アキシャル型

 ‐工作物の正面より転造を行うタイプ-

 

通常3個、特別な場合には6個までの、
リードのないソロバン形状のローラーを、水平軸に対して傾けて取り付けられています。
それにより、加工物または転造ヘッドが1回転につき1ピッチだけ進みます。
この加工物上の軸方向への移動によって、非常に長いネジの転造が可能となります。

ラジアル型

  ‐工作物の正面より、瞬時に転造を行うタイプ-

 

ラジアル型転造ヘッドは、極めて短い切り上げ部を持った短いネジを転造するために開発されました。
ラジアル型転造ヘッドの転造加工時間は卓越しています。転造ヘッドが所定の位置に置かれ転造工程が始まると、転造加工はたった1回転で終わってしまいます。

タンジェンシャル型

   -工作物に対して垂直方向から転造を行うタイプ-

 

タンジェンシャル型転造ヘッドは、まず第一に肩部の後ろの転造を実現するために開発されました。
その加工方法はクロススライド方式であり、この方式の自動送り機能を持つあらゆる旋盤に取り付け可能です。
機械への取り付けには
専用のホルダーが用いられ、そのタイプは様々です。